墓石にはどんな種類がありますか?
墓石の形や大きさには決まりはありませんから、原則的に予算が許せば自由に形やデザインを決めることができます。
近頃は一般的な形式にとらわれない個性的なデザインの墓石を求める方も増えています。
しかし、墓地には予め区画が定められていますから、その区画と墓石とのバランスをお考えください。
墓地によっては、墓石の形状についてある程度の規制や統一をしている場合がありますから、
前もってよく調べておくことが必要です。
墓石のデザインで最もポピュラーなのが「和式角柱型」というもので、
台石の上に竿石という塔状の石を建てたものです。
和式角柱型は、4つの石からなっており、
上から竿石、上台石、中台石、芝石(下台石)とよびます。
また、芝生の墓地の墓地などでは「洋型墓石」という厚めの台石の上に
低く幅の広い石を載せた墓石をよく見かけます。
和型よりも安定感があり、モダンに見えることから人気が高まっています。
最近では石材店がコンピュータを使って、お客様にデザインを提案することもあります。
お墓の構成について教えてください
お墓の構成について、これといって決まりはありませんが、
一般的には下図のようになっています。
オリジナルデザインのお墓はつくれますか?
可能です。近頃では故人の生前の趣味・嗜好や人柄を表わすデザイン墓地が増えてきています。
別れてもなお故人を身近に偲ぶことができ、また安らかに眠っていただくためにもデザイン墓地は好まれているようです。
ただし公営墓地では墓石の大きさや形に制限を設けているところも多いので、注意しましょう。
お墓に刻む文字に決まりはありますか?
菩提寺などで特別な決まりを設けていない限り、自由に決めることができます。
代表的なものとしては正面に「○○家代々之墓」とした銘、あるいは「南無阿弥陀仏」「南妙法蓮華経」といった念仏が書かれ側面(または背面)には建立年月日を入れます。個人名だけのお墓や、座右の銘を彫ったお墓も増えてきました。
洋型墓には自作の詩や句を刻む方も多く見られます。
お墓に刻む文字の書体に決まりごとがありますか?
ふつう石塔に使われる書体には、楷書体、明朝体、行書体、教科書体、
ゴシック体などがありますが、墓石のデザインや墓碑銘など、
全体のバランスに合わせて選びます。
また、特にお好きな書家の方や直筆の文字を彫られる方も増えています。