納得の葬儀を行うための葬儀社選び、葬儀の種類、葬儀費用に関する知識。

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葬儀について

PART1 危篤の知らせから葬儀の手配

  • 2葬儀社の手配と選び方

2.葬儀社の手配と選び方

葬儀社へはいつ連絡すればいいのですか?

菩提寺の僧侶をお願いしない場合は、なるべく早く葬儀社に依頼するのがスムーズです。僧侶や火葬場の手配なども葬儀社が行なってくれます。
互助会などに加入している場合は、亡くなられたらすぐに連絡を取っておきましょう。

葬儀社の選び方を教えてください。

故人にとっても、御遺族にとっても心安らかな御葬儀になるよう、葬儀社選びは慎重にしたいもの。
なかには「形式にとらわれない自分らしい葬儀を」と、お元気なうちに葬儀社選びから葬儀内容の打ち合せまで済ませられている方もいます。
万一のことはあまり考えたくないものですが、事前に情報を集め、信頼できる業者を選んでおくといいでしょう。
地元の業者であれば、会社の評判や従業員の対応について、ご近所の方に聞いてみるのもよいでしょう。
また、お通夜・葬儀の料金設定や葬祭内容は、葬儀社ごとに多少の違いがあります。
契約する前に、かならず料金や葬祭内容について確認しておきましょう。

ポイント・葬儀社選び3つのポイント

1. こちらの要望に応えられるか?
葬儀社の規模やスタイル、予算などの要望を事前に担当者に詳しく伝え、イメージ通りの葬儀の実現が可能な業者を選びましょう。
2. 担当者の対応は?
担当者の対応で、その業者の信頼性がはかれるといっても過言ではありません。
ご遺族の気持ちに配慮した誠実な対応をしているか、冷静にチェックしてしましょう。
3. 費用は明確か?
契約前に費用の見積もりを出してもらい、金額にあいまいな点がないかどうか十分に確認しましょう。
この時、別料金になる費用についても詳しく説明してもらいましょう。
→家族の立場になってアドバイスしてくれるかどうかを見極めましょう。

わからないことは、些細なことでも担当者に相談するのじゃ。

病院で亡くなった場合は、
病院と契約している葬儀社に依頼しなければダメですか?

病院に出入りしている葬儀社は、霊安室での遺体の管理や仮祭壇の設営、御遺体の搬送などにあたっています。
こういった葬儀社にも、もちろん通夜・告別式の手配を依頼することができます。
しかし、「病院で亡くなったら、かならずその病院と契約している葬儀社に依頼しなければならない」ということではありません。また、病院から強制されることもありません。御遺族が納得のいく葬儀社を選ぶことが大切です。

葬儀には、どのような費用がかかりますか?

通夜・葬儀にかかる費用は、大きく次の3つに分けられます。

◆葬祭そのものにかかる費用・・・祭壇の設営にかかる費用、納棺用品、霊柩車使用料、火葬料など
◆飲食費・・・・・・・・・・・・通夜ぶるまい、精進落としの飲食費など
◆寺院関連費用・・・・・・・・・僧侶へのお布施など

このほか、斎場の使用料や、病院から自宅・斎場までのご遺体の搬送料などの費用もかかります。各葬儀社では、予算に合わせたさまざまな料金設定の「セット料金」を設けていますが、別料金になる費用も少なくありません。セット料金だけで考えず、総額が予算内におさまるよう事前に綿密な打ち合せをしておきましょう。

葬儀の費用はわかりにくいから、納得いくまで説明してもらう必要があるじゃろう。

まとめ

葬儀は豪華にすればよいというものではありません。
大切なのは、故人への思いをどう込めるか。しきたりや見栄に振り回されない葬儀にしましょう。

ポイント・葬儀社の種類

葬儀を扱う業者には、大きく分けて専門業者と冠婚葬祭互助会があります。
このほか、生協、JA、各自治体でも葬儀サービスを請け負っています。

◆専門業者
一般に「葬儀社」と呼ばれる葬儀を専門に扱う業者です。
地域密着型の小規模な業者から全国に支店を持つ大企業までさまざま。
各業者とも独自のサービス内容で充実を図っていますので、
数社を比較してみて希望に合った業者を選ぶとよいでしょう。

大規模業者のメリット

  • 無料相談コーナーなど相談しやすいシステムがある
  • サービス内容が幅広く柔軟
  • 新しい葬儀スタイルの導入が早い

小規模業者のメリット

  • 地方の慣習に詳しい
  • 地域の斎場・火葬場などに詳しい
  • 地域に密着しており、顔が見える安心感がある
◆冠婚葬祭互助会
突然大きな出費が必要になる冠婚葬祭に備えて、事前に費用を積み立てておこうというのが「互助会」。 一定の掛け金を積み立てておくと、葬儀の時に契約したサービスが受けらるシステムになっています。 互助会により積立金で利用できるサービス内容は異なります。 また、積みたての期間が長期にわたりますので、途中解約時の解約手数料や将来のサ―ビスの保障について 事前によく確認しておくことが大切です。
◆生協(生活協同組合)・JA(農業協同組合)
いずれも原則的に組合員を対象とした葬儀サービスで、料金システムは互助会同様の積み立て方式になっています。 利用しやすさを考えて、セット料金のしくみや内容をわかりやすくする配慮がされているのが特徴です。 専門業者や互助会とのタイアップで、内容の充実をはかっている組合もあります。
◆自治体
住民の福祉を目的としたサービスの一環として、低予算で葬儀を行なうことが可能です。 現在、全国の自治体の約半数が葬儀サービスを行っています。申し込み方法や価格は自治体により異なりますので、まずはお住まいの地域の役場に問い合わせてみましょう。

まとめ

葬儀社にはそれぞれ特徴があります。 予算や葬儀スタイルに合わせて、じっくり検討しましょう。

知っ得情報

葬儀の予算
通夜・葬儀では、会葬者からいただく香典を予算に含めないようにします。招待客の人数があらかじめわかっている結婚式とは異なり、通夜・葬儀の会葬者は事前に予測が立てにくいからです。 総予算を最初の打ち合わせの際に葬儀社に伝えておき、予算内でオプションなど細かい項目を具体的に決めておくとよいでしょう。
葬儀のオプション(別料金)
葬儀社に依頼したときの葬儀費用には、セット料金に含まれるものと、オプションとして別料金になるものがあります。 どこまでがセット料金で、どこからが別料金になるのか、事前にしっかり確認しておくことが大切です。

ポイント・見積書はしっかり保管

業者に作成してもらった見積書は、必ず保管しておきます。支払いの前にもう一度確認
もし見積りと大きく食い違っている点があれば、その場で説明を求めましょう

見積りをもらった時にも、内容をよく確認しておくことが大切じゃ。