お通夜・葬儀に出席できない場合はどうすればよいですか?
故人との現世での最後のお別れの場ですので、お通夜・葬儀にはできるだけ参列するよう心がけたいものです。 しかし、病気等やむを得ず出席できない事情がある場合は、弔電を打つか、お悔やみの言葉を書いたお詫び状を出すとよいでしょう。
親が不在の時に葬儀の連絡が!
海外旅行中など親と連絡が取れない時に葬儀の連絡を受けた場合は、とりあえず家に残っている者が代わりに出向くようにします。
ご遺族には、親に代わって参列ができなかったことをひとこと詫びておきましょう。
弔電の打ち方は?文面はどうすればいい?
弔電は、局番なしの115番で電話で申し込むことができます。料金は毎月の電話代に上乗せされて引き落とされます。 申し込んでから先方に届くまでに数時間はかかりますので、早めに手配しておきましょう。文例に困った時は、すでに用意されている例文をそのまま使って構いません。
<NTT 弔電 代表例文>
「ご逝去の報に接し、心からお悔やみ申し上げます」
「ご生前のご温情に深く感謝するとともに、故人のご功績を偲び、謹んで哀悼の意を表します」
「○○様のご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げます」
「御社社長様のご訃報に接し、ご生前のご功績を偲び、心からご冥福をお祈りいたします」
香典は郵送してはいけませんか?
やむを得ずお通夜・葬儀に参列できない時は、現金書留でお香典を郵送しても構いません。 その場合は、現金をそのまま書留封筒に入れたりせず、きちんと香典袋に包んでから封筒に入れましょう。金額は、参列する場合と同額が目安です。
あとで不幸を知った時は?
年賀欠礼状や死亡通知をいただいて初めて亡くなられたことを知った場合は、早めに書面で連絡をした方がいいでしょう。
知らなかったとはいえ、お通夜・葬儀に出席できなかったことを簡単にお詫びしておきましょう。
不幸は突然訪れることが多いものです。すでに結婚式に出席する予定が決まっている日に、
お通夜や葬儀の連絡が届くこともあるでしょう。このような場合は、慶事を控えて弔事を優先させるようにします。
急な不幸でやむを得ず結婚式を欠席する時は、早めに先方に連絡を入れることを忘れずに。その場合、喜びごとに水を差さないよう欠席の理由はぼかして伝えるようにします。
「やむを得ない事情が…」と言えば、先方も察してくれるものです。
また、結婚祝いは、出席した場合に包むのと同等の金額を後日お送りしましょう。